もくじ
はじめに
パンクしてしばらく放置してしまっていたミニベロ(小径自転車)。
天気が良い日が続いたある日、たまにはサイクリングしたいなぁと修理を思い立ちました。
タイヤをよく見ると、ひび割れていて硬くなっていました。パンク修理するだけではちょっと不安…。
そこで今回は、自転車のタイヤとチューブ交換DIYをしてみることにしました!
備忘録的な記事になりそうですが、自分で見返してもわかるように写真を多めに撮りました。
参考になれば嬉しいです。
交換する前の自転車がこちら
黄色いタイヤを履いたとてもかわいい自転車です。
ただ少し黄色いタイヤにも飽きてしまったので今回は普通の黒いタイヤに交換したいと思います。
適合するタイヤとチューブ選び
まずは、現在履いているこの黄色いタイヤのサイズをチェックします。
この47-406 20×1.75がサイズです。タイヤとチューブ選びの元になる数値です。
ひとつ重要な注意点があります。20インチタイヤには、同じ20インチでも大きさが異なる場合があります。20インチだ!と思ってよく確認しないとサイズが合わない…!?なんてことも。
そんな時大事なのはETRTOでサイズを確認すること!です。下記サイトにわかりやすい表がありましたので引用させていただきました。
ETRTO(エトルト)は、おなじ20インチでもサイズの異なるものをわかりやすく細分化されています。
正確なサイズを知るにはこのエトルトを使用すると間違えずに済むので良いです。
タイヤの幅を変えてみよう
タイヤの幅は一般的に、幅が狭い方が、
◯摩擦抵抗が少なく転がりやすい
◯車体が軽くなる
×グリップ力が低くなる
×乗り心地が硬くなる
と言われ、幅が太い方は上記の◯×が逆と言われています。
私の場合、全く同じサイズのタイヤを選んでもよかったのですが少しスッキリさせたかったので、タイヤ幅を狭くしました。
エトルトでいうと47-406から40−406へ変更です。
ホイールによっては、メーカーの推奨タイヤ幅があります。
推奨が特にない場合、タイヤ幅はホイールのリム内側幅寸法(内側のへっこみの幅)1.4〜2.4倍が良いとされています。
とは言え、極端に変更する場合はショップへお願いした方が安心ですね。
タイヤ、チューブの購入
タイヤとチューブのサイズを決めたら、いよいよ購入です。
私はアマゾンで購入。
SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】マラソン 20×1.50 クリンチャータイヤ 【ツアー・ツーリング・小径車・街乗り】
SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】20×0.90/1.50,20×1 1/8(406)用チューブ 仏式 40㎜バルブ 6A-SV
タイヤはシュワルベのマラソン、チューブはシュワルベのSV6Aを購入しました。
サイズのチェックは怠らず何度も確認!シュワルベのホームページにサイズ一覧があり確認がしやすいです。
…うん、合っています。大丈夫。
チューブもタイヤのサイズに合わせて適合するタイプを選びましょう。
タイヤ、チューブ交換開始!
と、交換する前に、、
特に初心者の方にオススメしたいのは、ホイールやブレーキなどを外す前の状態の写真を撮っておくこと!
一度バラバラにして元に戻せなくなる前に、確認用に残しておくと後々助かることもあります。
実際、ブログ用に撮っていたこれからお見せする写真が役に立ちました。笑
前輪を外す
まずは前輪から交換していきます。スタンドがないのでひっくり返して作業していきます。
この自転車のホイールはクイックリリース式なのでレバーを持ち上げ、クルクル手で回すだけで着脱することができます。
空気を抜く
パンパンの状態だと外れませんので空気を抜きます。
私の場合はベコベコだったのでそのまま続行。
タイヤレバーを差し込んでいく
バルブ、ステムナット(空気を入れるところに付いている部品)を取り外し、タイヤとリムの間にタイヤレバーを差し込んでいきます。
最初に差し込むところはバルブの位置を12時とした時に、1時くらい位置に差し込みます↓
理由はバルブの部分が硬いため。
このときチューブごと巻き込んでいないか確認しながら行っていきます。
タイヤレバーはホイールのスポークに引っ掛けられる形になっています。ある程度差し込んでタイヤが持ち上がってきたらスポークに引っ掛けて固定します。
2本目はそこから少し感覚を空けて。少しずつホイールからタイヤを外していきます。
タイヤとチューブを外す
ある程度行くとホイールからタイヤが持ち上がり外れます。チューブだけの場合は、タイヤを外さずにチューブを引き抜けばOK。チューブを引き抜く場合はバルブの反対側から引いて、最後にバルブを抜きます。
今回はタイヤとチューブどちらも交換するので、どちらもホイールから外します。
リムテープの確認
ホイールのリムの内側にはリムテープというものが付いています。
理由は、リムとスポークの接合部からチューブを保護するためです。
リムテープが劣化しているとパンクしやすくなってしまいます。必要があれば交換します。
新しいタイヤを取り付け
ホイールに新しいタイヤを取り付けます。
ここで大事なのが、回転する方向を間違えないこと!
タイヤには転がる方向があります。このように方向がタイヤに印字されているので注意しましょう。
ホイールのレバーと回転する方向を確認しながら取り付けます。
新しいチューブに少し空気を入れる
続いて新しいチューブをタイヤの中に入れていきます。
その際に、チューブに少し空気を入れると作業がしやすくなります。
写真の通り、へにゃっと折れているチューブが、ぷにゅっと張りがある程度になるくらいの空気を入れましょう。
チューブをホイールに入れ込む
空気の入ったチューブのバルブ部分をホイールに差し込みます。
チューブはまずタイヤに入れ、そこからリムに収めるようにするとやりやすいです。
リムにチューブが収まった後、チューブが飛び出ていないか指を入れて確認しましょう。
タイヤをホイールに入れる
タイヤをホイールに入れるときは、バルブの反対側から。タイヤをリムに入れ込んでいきます。
入れにくくなってきたときは、タイヤをつまむように潰しながら入れると入りやすいです↓
チューブが噛んでないか確認する
タイヤをつまみながらチューブがリムから飛び出していないか確認していきます。このときチューブが飛び出していたまま空気を入れて乗ると、パンクしてしまいます…。
バルブ部分も噛んでいないか確認。バルブを押してあげると解消できますので、やっておきましょう!
空気を入れて確認!
チューブの噛みがなく、問題がなさそうであれば空気を入れてみましょう。漏れや異常がないか確認します。
後輪も外す
前輪ができたら後輪も続けていきます。基本的にやり方は前輪と一緒。
少し違うのはギヤが付いている自転車の場合です。
ギヤ付きの自転車の場合は、チェーンが一番外側になっている状態にしましょう。
そのあとクイックリリースのレバーをあげてクルクル回し、チェーンを外して、後輪を外します。
前輪と同じようにタイヤ・チューブ交換する
あとはやり方は一緒です。順番に確認しながら交換していきましょう!
前輪後輪を取り付け
自転車にホイールを取り付けます。クイックリリース式の場合、レバーの位置に注意しましょう。
走行中に引っかかるのを避け、次回レバーを起こす際にフレームと干渉しない位置にすることがポイントです。
最後にブレーキ類も確認!
ブレーキが正しく機能しているか、必ず確認しましょう。万が一ワイヤーが外れたままになっていたり、異常があると危険です。前後ともに要チェックです。
試し走行して、無事完成!
安全に止まれることを確認し、試走します。問題がなければ完成です!
まとめ
いかがでしたか?順番にやっていけばできそうな気がしませんか?
タイヤ・チューブ交換は今回が初めてでしたが、交換した自転車で100キロ近く走行しても特に問題ありません。
自分で修理できるようになると、次問題がおきた時に自分で対処できるようになりますし、自転車にも愛着が増しますよ。