もくじ
はじめに
わが家にマキタのコードレス掃除機がやってきて約一年。こどもたちが食事をするとどうしても汚れてしまいますし、なるべく頻繁に掃除をして清潔にしてあげたい、という思いで購入しました。
求めていた取り回しのしやすさと、充電の気軽さの結果、掃除の頻度が増えました。買ってよかったと思っています。
そこで、今回わたしがコードレスクリーナーを買う際に、マキタのカタログを見て調べた選び方と、実際に買った掃除機のレビューをしたいと思います。
マキタの掃除機とは?
マキタは最大手の工具・工作機械メーカー。そんなマキタが販売しているコードレス掃除機です。
マキタの製品は建築現場など厳しい環境で使われるため、堅牢性が重視されます。
そんな製品を開発しているメーカーなので、もちろん掃除機も安心ですよね。
マキタのコードレス掃除機の選び方
さっそくマキタ掃除機の選び方です。
種類がたくさんあってわかりにくいので、選ぶポイントを大きく3つに分けてみました。
①紙パック派?カプセル派?
|
紙パック式 | カプセル式 |
メリット |
・捨てるときにゴミが舞わない ・フィルターを洗わなくて良い |
・集じん容量が大きい(750、650、600、560ml) ・紙パックを買わなくて良い |
デメリット |
・集じん容量が小さい (ダストバッグ500ml、紙パック330ml) ・紙パックの場合、買い足さなければならない |
・捨てるときにゴミが舞いやすい ・フィルターを洗う必要がある |
それぞれのメリットデメリットをまとめてみました。お互いを補完し合うような関係ですね。
紙パック式の一番のメリットは、溜まったゴミをまとめたまま捨てられること。埃が舞うことがないため衛生的です。
しかし、紙パックを買い足さなければならず、ランニングコストがかかるというデメリットになってしまいます。それが嫌な場合、繰り返し使えるダストバッグも付属されていますが、紙パック式を買ってダストバッグを使うメリットはないと思います。カプセル式で良いですからね。
カプセル式の一番のメリットは、ランニングコストがかからないところ!紙パックを買い忘れたっていうこともないので、心配せずに使い続けられます。
しかし、定期的にフィルターを掃除してあげないと吸引力が落ち、あまり衛生的ではありません。
加えて、どちらの方式にも取り付けられるサイクロンアタッチメントという集じん方法もあります。
出典元:マキタホームページ
|
サイクロン式 |
メリット |
・ゴミが見えるため、捨てるタイミングがわかりやすい ・ワンタッチでゴミが捨てられる ・丸洗い洗浄が可能 ・本体にほとんどゴミが溜まらない |
デメリット |
・全長が長く、ノズルが太くなるので取り回しがしにくい ・オプションを購入しなければならない ・集じん容量が小さい(400ml) |
紙パック式、カプセル式の痒いところに手が届くようなアタッチメントで、感覚的には中間って印象です。ただ、取り回ししにくくなることが最大のデメリット。わが家の場合、ソファやベビーベッド の下など狭いところを掃除する箇所が多いので、購入していません。
結論!
選び方は、ランニングコストを掛けてでも清潔カンタンが良い人は紙パック式!ランニングコストを掛けずにメンテナンスできる人はカプセル式!気が変わったらサイクロンを追加!です。
集じん容量はあまり重視していません。普通に掃除をしている家庭であれば、すぐにいっぱいになるようなことないためです。大豪邸やビル清掃など一度始めたらゴミ箱が遠くてなかなか捨てられない状況では重要ですが、時々捨ててあげれば細かく気にする必要はないと思います。
②ワンタッチスイッチ?トリガスイッチ?
|
ワンタッチスイッチ | トリガスイッチ |
メリット |
・スイッチを入れっぱなしにしやすい ・吸引力を選べる |
・ON、OFFがしやすい ・バッテリー消費を抑えられる |
デメリット |
特になし |
・スイッチを押し続ける持ち方をしなければならない |
スイッチを入れる方式が二種類あります。が、早速結論です。
結論!
選び方は、家で使うのであればワンタッチスイッチ一択です。
理由①は、家の掃除でONOFFを繰り返す場面はないためです。みなさん、どうやっておうちの掃除機をかけていますか?一度始めたら床全体を一通り掃除しますよね。邪魔なものを避けるときにOFFにするくらいで、ONの時間が圧倒的に長いです。
理由②は、床以外に掃除する時、トリガが握りにくくなるためです。網戸やソファの隙間など、床を掃除する姿勢以外の使い方をする場合、トリガが握りにくくなります。
じゃあどんな人がトリガスイッチが良いのか?それは、現場や公共スペースなど目についたゴミをサッと吸って次のゴミ探しへ、という使われ方。頻繁なONOFFの繰り返しと、バッテリー消費を抑える必要があるので、トリガの良さが生きてきます。
さらに2019年新製品に新たなスイッチの方式が現れました!
|
スライド+トリガスイッチ |
メリット |
・ON、OFFがしやすい ・バッテリー消費を抑えられる ・スイッチを入れっぱなしにしやすい |
デメリット |
・吸引力は選べない ・ハイエンド新製品モデルのため価格が高い |
これも上述のサイクロンアタッチメントと同じように中間って感じです。
ですが、おうちの中ではトリガの良さを享受できるような使われ方をしません。スライドスイッチで連続運転させるのであれば、ワンタッチスイッチのほうが強さも選べて有能です。
ですので、結論はワンタッチスイッチ一択です。
③吸引力と稼働時間は?
マキタの掃除機の吸引力(吸込み仕事率)は、バッテリーのV数と比例しています。
またバッテリーは価格とも比例しています。つまり、吸引力が高い製品は価格も高くなっています。
私がオススメしているカプセル式、ワンタッチスイッチの製品で吸込み仕事率と価格をまとめてみました。
|
CL281FDRFW (18V) |
CL181FDRFW (18V) |
CL141FDRFW (14.4V) |
CL108FDSHW (10.8V) |
モデル |
||||
高機能フィルタ (フィルタの場合) |
60/42/15 (65/48/17) |
37/10 (42/15) |
29/10 (34/12) |
(30/20/5) |
1充電使用時間(分) |
15/20/50 |
20/40 |
20/40 |
10/12/15 |
カタログ定価 |
43,000円 |
37,000円 |
35,400円 |
19,400円 |
さらにどのモデルも充電時間が22分で満タンになる急速充電が可能!さすがプロが使う工具メーカーですね!
ただ、残念なことも。
マキタのコードレス掃除機すべてに言えますが、吸込み仕事率を重視する場合はそもそもマキタ以外の掃除機を視野に入れた方が良いです。コードレスでなければ倍以上の吸引力があるものあります。
マキタの良さは、サッと取り出してすぐに掃除できるところ。それを求める場合は吸引力よりも取り回しのしやすさを重視したいところですね。
結論!
選び方は、18V or 14.4Vです。理由は1充電使用時間です。
10.8Vのモデルは、最大でも15分。しかもその場合は吸込み仕事率が5Wとかなり低め。
普段掃除を一度始めると10分以上かかります。いくら急速充電ができたとしても充電している間に掃除するやる気がなくなってしまうでしょう…。
18V、14.4Vであれば強運転でも20分稼働できます。そのくらいあれば十分掃除できますね!あとは出せる価格で選べば良いと思います。
④もっと安いモデルもあるけど…
マキタのカタログにはもっとお手頃なモデルラインナップも掲載されています。
ただ、私は選びませんでした。理由は充電方法と充電時間。
バッテリー内蔵式のため掃除機本体をコンセントの近くに置かなければなりません。普段掃除機を棚の中に収納しているので中にコンセントはありません。充電している間ずっと出しっぱなしにするのは嫌ですよね…。
さらに充電時間が約3時間、1充電使用時間も非常に少ないため、十分に掃除できないだろうと考えました。
普段しまう場所にコンセントがあり、サブ掃除機として安いものを探している方には合うかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。マキタのコードレス掃除機の特徴が分かってきましたか?最初は私も何が違うのかわからず混乱しました。何度カタログを読みこんだことか…。
初めて見ると種類が多くてややこしく感じるかもしれませんが、ゴミの溜め方とスイッチ方式が決まれば、あとは簡単です。おうち掃除として使うことを想定してご紹介した選び方、私は実際にこの選び方でCL141FDRFWを購入しました。
買ってから約1年半が経ちます。レビューを次の機会にアップしたいと思います!